今日も福岡県南部の某市で、凸帯文土器の甕棺を実測してきました。今日は絶好調で、1時間ほどで実測を完了し、写真撮影も『ちゃっちゃ』と終わらせてきました。
口縁部はないものの、肩の部分から底部まで残っていて、はっきりと壷型をしているのが判る好資料です。図面は出所が解らないように、底部まで見せていませんが御容赦ください。
やはりこれも、弥生時代前期の資料となる可能性があります。甕棺文化圏の周辺部では、弥生時代になっても凸帯文土器の甕棺が作り続けられた可能性を排除できないのです。
さて、今日は土器実測図のデジタルトレースに初挑戦してみました。我が家のPowerMacG4で、AdobeのIllustrator10を使っての作業となりました。先日、ちょっとだけ教えてもらったのですが、やってみると意外に簡単なんですね。驚きです。
で、初めてデジタルとレースした『作品』が上の画像です。手描きのトレースの『味』は全くありませんが、全体にすっきりした印象ですね。
印刷がデジタル原稿になった今、スキャナの精度に依存しない点では、デジラルトレースの方が優れていると思います。もう少し練習してみたいと思います。