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土器屋
考古学の世界では、遺構を中心に扱う人と遺物を中心に扱う人がいます。遺物を扱う人は、石器を扱う人なら『石屋』、土器を扱う人なら『土器屋』と呼んでいます。
かく言う私も土器屋です。石器は難しくて良く解りません。実測図作成するのも覚束ないというのが正直なところです。 土器の中でも、縄文時代末から弥生時代前期あたりのものが特に好きです。土器は日常生活用具ですから、生活様式(=文化)が反映されやすいんです。土器を見ていると、その時代にタイムトリップすることができるような気になります。 土器屋の習性として、面白いことがあります。まず、他人が書いた実測図は信用したがりません。自分が作成した実測図が一番だと思っていることが多いです。私も自分の好きな時期の土器については、同じような感覚を持っています。 そのくせに、発掘調査報告書なんかを見る時は、土器の実測図ばかり見ていたりします。そして『この土器を実際に見てみたい。たぶん、こんなふうな土器じゃないか?』などと考えたりします。他人の実測図は信用しないくせに、他人の実測図から情報を読み取ろうとするんです。 完全に矛盾していますよね。解ってるんです、自分自身で。でも、この2つの理解を同時にしないと土器屋はやっていけません。難しい人種です。多分『石屋』さんも同じとは思いますけど。 縄文時代末から弥生時代初期にかけての土器は、粘土の接合方法から情報を得ることがあります。これが書かれていないと『情報が欠落している』とがっかりし、書いてあれば『本当だろうか?』と懐疑的になります。 最終的に信じるのは、自分の観察眼です。そして自分が納得するに到った情報こそを信じて、自らの考えをまとめるのです。 しかし、最近土器の勉強も不足しています。もっともっと、謙虚に勉強しなきゃいけません。恩師や諸先輩に対して、恥ずかしくない考古学徒でありたいです。
by todo0902
| 2007-02-24 19:13
| 考古学
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