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初心に帰る
今日から、発掘現場は後半戦です。前半で掘った部分を埋め戻して、残りの部分の調査に取りかかりました。
作業員さんも来てもらって、調査開始です。機材を倉庫から再搬入して準備をし、今日は、現代の撹乱坑を少し掘りました。 調査を再開するってことで、初心に帰って考古学したいなぁと思いました。大学で初めて考古学の世界に触れた、あの頃の気持ちや考え方を再確認しました。 考古学の基本は、形式学だと考えています。多少、意見の異なる方もいらっしゃるかも知れませんが、大方の賛同は得られると思います。 形式学の基本は、物の特徴の変化を順序立てて追うことです。考古学の用語で言えば『属性』を理解し、編年作業を行うことと言えるでしょう。ただ、物を羅列しても、それは全く意味のない羅列になります。物や事象をグループ分けし、変化の順序を見極めていきます。そうすると、1つのグルーブの中で、新旧関係が明らかになっていきます。つまり、同じ属性を持つ物や事象の前後関係が明らかになっていく訳です。 そして、属性の異なるもの同士で、特徴や技法、使用方法等で、共通するものを見つけていきます。新旧関係が縦の関係だとすると、これは横の関係にあたります。そうしていくと縦と横に広がりのある、物や事象のバリエーションと新旧関係が明らかになっていきます。 一定の時間幅の中で、同時に存在するセット関係にある物たちをまとめたのが、『様式』と呼ばれる概念です。一般の人からすると『生活様式を推察させるセット関係』と、考えていただければ良いのではないでしょうか? 少なくとも私自身は、この『様式』を明らかにしていく作業こそが、考古学の醍醐味であろうと考えています。これから先のステップについては、個々人で発想が異なって来ますので、今日取り上げた『初心』からは外れていくことになります。 どんな題材であれ、こういった一連の作業は、とても楽しいものです。まぁ、地味と言えば地味ですけどね。ただ、これをやらないと次のステップに進めないし、進んでも楽しくありません。 今日からの発掘調査後半戦も、基本に忠実でありたいと思います。
by todo0902
| 2006-10-03 19:14
| 考古学
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