最近、雨が多いですねぇ。いま発掘現場を持っているので、この天候には閉口しています。こんなに秋雨が降るのは、記憶の限り、1989年以来かと。なんでそんなに覚えているかというと、1989年に就職したんですよ。その年の9月は仕事にならなかったなぁ。
これって、やっぱり異常気象のせいなんでしょうか?
で、明日は発掘現場の全体写真撮影。気球の下にカメラをぶら下げてリモコン撮影します。もちろん、専門の業者さんにお願いするんですが・・。
今日は明日に備えて、発掘現場全体を掃除して綺麗にしたんです。ところが夕方から、また雨。これ以上強く降ると、今日の掃除は台無しです。また一から掃除しなきゃいけません。なんとか持ちこたえて欲しいです。
さて、いま担当している現場では、中世ごろと見られる溝と、古代ごろと見られる溝が確認されています。古代の溝は、昨日まではサヌカイト製の鏃しか出てこなかったので、てっきり弥生時代の区画溝かと思っていました。ところが今日になって、須恵器の甕と土師器の坏が出てきたので驚きました。危うく早トチリするとこころでした。
でも、これって発掘調査の醍醐味ですね。『真実は何であるかを謙虚な気持ちで探求する』かつて、大学の講義で聞かされた言葉です。